数独のメモとは、空きマスに入る可能性のある数字を記録するため、小さく書き込む数字です。「メモ」「ペンシルマーク」「候補」はどれも同じものを指します。紙ではマスの隅に鉛筆で書き、アプリではメモモードをオンにして入力します。簡単に入る数字がなくなったら、メモを使ってネイキッドペア、ポインティングペア、Xウイングを見つけます。この記事では、メモを書き始めるタイミング、代表的な二つの書き方、スマホアプリでの使い方を解説します。
メモ、ペンシルマーク、候補。一つの考え方に三つの呼び名
候補とは、あるマスに入る可能性が残っている数字です。ペンシルマークは、その候補を書き留めたものです。アプリでは、メモを書き込む機能を「メモ」と呼ぶことが多いです。たとえば4行目のマスに入る数字が2と7だけなら、そのマスに2と7をメモします。どちらかが候補から外れたら消し、一つだけ残ったら、その数字が答えです。
メモを使い始めるタイミング
すべての問題でメモが必要なわけではありません。目安として、盤面を2回見直しても次のシングルが見つからなければ、候補を書き始めましょう。
- やさしい問題: ネイキッドシングルとヒドゥンシングルだけで解けることが多いです。メモなしで解くと、盤面を見渡す練習になります。
- 普通の問題: シングルが見つからなくなると、手が止まりがちです。そのタイミングで候補を書き込みましょう。
- 難しい問題とエキスパート問題: 候補の分析が必要な場面が多いため、早めにメモを書くと時間を節約できます。
実際のプレイヤーも同じ傾向です。Sudoku Royaleの練習モードでは、問題全体の約46%でメモが使われています。やさしい問題では18%、エキスパートでは84%です。
スナイダー式: 最小限のメモ
スナイダー式は、パズル作家のThomas Snyderにちなんだ方法です。ルールは簡単です。3×3のブロック内で、ある数字が入るマスがちょうど二つだけのときに、その数字をメモします。ブロックごとに見て、入っていない数字それぞれについて、入れられる場所を数えます。二か所なら両方に書きます。三か所以上なら書きません。一か所だけならヒドゥンシングルなので、その数字を入れます。
盤面がすっきり保たれ、役立つ形を見つけやすくなります。同じブロック内の二つのマスに同じ二つの候補がメモされていれば、ネイキッドペアです。ある数字の候補二つが同じ行か列にあれば、ポインティングペアです。弱点は、三か所以上に入る数字を記録しないことです。そのため難しい問題では、さらにメモを書き足すまで形が見えないことがあります。
全候補記入: すべてのマスに候補を書く
全候補記入とは、空いているマスすべてに、入る可能性のある数字をすべて書く方法です。各マスについて行、列、ブロックを確認し、そこにまだない1から9までの数字をメモします。候補の情報をすべて把握できますが、盤面は込み入ります。
各数字を書く位置をマスの中で固定し、スマホのテンキーのように並べましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9
位置を固定すると、各マスの左下だけを見て「ここに7はあるか」と行全体を確認できます。候補を一つずつ読む必要はありません。全候補記入は、Xウイング、ソードフィッシュ、XYウイングやカラーリングなどの上級テクニック (英語)に必要です。
見やすさを保つには、メモを始める前に、入れられるシングルをすべて入れましょう。そして数字を入れたらすぐ、その数字を同じ行、列、ブロックの候補から消します。盤面全体に候補を書く必要がない場合もあります。7のXウイングを探すなら、7が入る場所だけ分かれば十分です。
多くの人が行き着く折衷的な方法
- 最初はメモを使わず、盤面を見渡して解きます。
- 手が止まったら、スナイダー式で候補を書きます。
- それでも足りなければ、取り組んでいる範囲だけ全候補記入に切り替えます。
必要なときに情報を確認できる状態を保ちながら、書く量をできるだけ抑えられます。
数独アプリでのメモの使い方
使いやすい数独アプリにはメモモードがあり、基本的な使い方はほぼ共通です。
- メモの切り替え。オンにすると、入力した数字が小さな候補になります。オフにすると、数字が答えとして入ります。
- 候補の追加と削除。すでにメモしてある数字を入力すると消えます。同じ操作で候補の追加と削除を切り替えられます。
- 候補の自動整理。数字を入れると、同じ行、列、ブロックからその候補を消すアプリが多くあります。紙のメモで起きやすい、候補の更新忘れを防げます。
- 候補の自動入力。すべての候補を自動で入力できるアプリもあります。難しい問題では時間を節約できますが、自分で候補を見つける過程を省くことになります。盤面を見渡す力は、その過程で身につきます。
スマホでは、マスが小さいことが悩みの種です。一つのマスに小さな数字が九つ並ぶと、読みにくく、タップもしづらくなります。メモのタップ範囲が広いアプリは、目にも親指にもやさしいです。
Sudoku Royaleでのメモの使い方
Sudoku Royaleは、iPhone向けのクラシックな広告なし数独アプリです。メモ機能の使い方を詳しく紹介します。
- メモの切り替えは、画面下部の数字バーの下にあります。メモをオンにしてマスを選び数字を入れると、メモとして追加されます。すでに書いてあれば削除されます。
- 複数のマスにまとめてメモ。メモをオンにして数字バーの数字を選び、空きマスの上をドラッグすると、その数字を一度に各マスへ書き込めます。同じブロック内の二つのマスに同じ数字を書くスナイダー式に便利です。
- 二本指でメモ。一本の指でマスを押さえたまま、もう一本の指で数字をタップまたはスワイプすると、指を離さずに複数の候補を追加できます。
- 候補の自動整理。数字を入れると、同じ行、列、ブロックからその数字のメモが消えます。
- 候補の自動入力なし。Sudoku Royaleは候補を自動で入力しません。自分でメモを書きます。その作業が、盤面を見抜く力を鍛えます。
もう一つ、メモの使い方に関わる特徴があります。Sudoku Royaleでは、間違った数字は受け付けられず、盤面に入りません。そのため、誤った数字をもとにメモを書いてしまうことがありません。紙の盤面で、間違いに気づかないまま3手進んで行き詰まる、よくある事態を防げます。操作方法の全体についてはiPhoneで数独を遊ぶ方法 (英語)を、数字を入力する二つの方法については数字を先に選ぶ方法とマスを先に選ぶ方法 (英語)をご覧ください。
メモでよくある間違い
メモを早く書きすぎたり、書きすぎたりする
やさしい問題で全候補を書くと、数字を入れるのに使える時間を無駄にしてしまいます。まずはメモを使わずに解き、行き詰まったら書き始めましょう。
候補の更新を忘れる
紙のメモで特に危険なのは、5を入れたあと、同じ行、列、ブロックのほかのマスに5の候補を残してしまうことです。その後の推理はすべて、間違った候補一覧をもとに進んでしまいます。候補を自動で整理するアプリなら、このリスクをなくせます。
盤面よりメモを信じる
メモは自分の分析を記録したもので、分析が間違っていることもあります。ネイキッドペアやXウイングを根拠に進める前に、盤面に実際に入っている数字を見て、候補を消せるか確認しましょう。
難易度に応じたメモの使い方
難易度によって、必要なメモの量は変わります。
- やさしい: メモは必要ありません。
- 普通: 盤面を見ても進まなくなったら、スナイダー式で候補を書きます。ペアやポインティングペアを見つけるには十分です。
- 難しい: 取り組んでいる範囲に全候補を書きます。
- エキスパート以上: 上級テクニック (英語)を使うため、盤面全体にすべての候補を書きます。
数独を始めたばかりですか?まずは数独の遊び方を読み、初めて普通の問題で行き詰まったら、ここに戻ってきてください。
よくある質問
数独のペンシルマークとは何ですか?
ペンシルマークとは、空きマスに小さく書く候補の数字です。入る可能性のある数字を記録しておき、簡単に入る数字がなくなったあとに、ネイキッドペアやポインティングペアのような形を見つけるのに役立ちます。
メモとペンシルマークは同じものですか?
はい。メモ、ペンシルマーク、候補はどれも、マスに入る可能性のある数字を記録するために小さく書く数字を指します。アプリでは「メモ」、紙で解く人は「ペンシルマーク」と呼ぶことが多いです。
スナイダー式とは何ですか?
スナイダー式は、3×3のブロック内である数字が入るマスがちょうど二つだけのときに、その数字だけをメモする方法です。盤面をすっきり保ちながら、ネイキッドペアやポインティングペアを見つけやすくできます。パズル作家のThomas Snyderにちなんだ名前です。
やさしい問題でもメモを使うべきですか?
通常は必要ありません。やさしい問題は、盤面を見渡してネイキッドシングルやヒドゥンシングルを見つければ解けます。メモは、候補の分析が必要になる普通以上の問題で使いましょう。
Sudoku Royaleは候補を自動で入力しますか?
いいえ。Sudoku Royaleには候補の自動入力機能がないため、自分でメモを書きます。数字を入れると、同じ行、列、ブロックからその数字のメモは消えます。また、ドラッグして一つの候補を複数のマスにまとめて書き込めます。
数独アプリでメモを消すにはどうすればいいですか?
Sudoku Royaleを含む多くのアプリでは、メモをオンにして、そのマスに同じ数字をもう一度入力します。すでに書いてある数字を入力するとメモが消えます。